My flower life in the Netherlands.

オランダで花修行。

オランダのお供え花

金曜からコロナ規制が緩和されて、店内でのマスクの着用が不要になりました。早速マスク無しで仕事をしてみましたが、久しぶりに外気にたっぷりさらされたせいもあったのか翌朝喉を痛め、その翌日はマスクをまた付けて仕事。今は回復しましたが、週末は鼻をこじらせ若干風邪っぽくなりました。マスク1枚だけの問題ですが、簡単に体調崩したことに驚きでした(笑)

f:id:yuiflowers_nl:20220301095549j:image

数日前に写真整理していて見つけた写真で、その日の注文にあったお供え花。オランダのお供えは日本とはまた違って面白いなと毎回思うので、載せようと思いました。オランダでは、お供え花に対して日本ほど決まったことが特になく、比較的自由です。特にこだわりがなければ無難に白にすることが多いように感じはしますが、女性の故人宛てにピンク色のアレンジメントだったり、ヒマワリが好きな人だったからヒマワリがいっぱい入ったアレンジメントだったり、一度見たので面白かったのがガーデニングが好きな人だったとのことで持ち込みのオランダの木靴に花を挿したアレンジメントを見たことがありました。

f:id:yuiflowers_nl:20220301101657j:image

私にはギフトにしか見えなくて、日本との違い大きく実感したアレンジメントでした。

フローラルフォームも色々な形があり、ハート・クマ・蝶などの形をしたものもあったりします。茶色い柱が邪魔をしていますが、ハートのリース型をしたフローラルフォームが隠れています。

f:id:yuiflowers_nl:20220301095618j:image

日本ではアレンジメントに札を立てますが、オランダでは光沢感のある太いリボンに送り主の名前や故人へのメッセージを印刷してアレンジメントや花束に添えます。リボンも色は様々あり、花に合わせて選ぶことが多いです。

 

日本では逆に三方見の花束がギフト用でも売られていますが、オランダではギフト用では見かけることはほぼなく、三方見の花束は葬儀用として作られます。

f:id:yuiflowers_nl:20220301103815p:plain

Fleuropという大手のフラワーオンラインショップのサイトから参考に写真をお借りしています。

https://www.fleurop.nl/

 

オランダのギフト用の花束は主にクラシックと呼ばれるラウンド型のブーケまたは、プルックブーケと言って、様々な花材を高低差をつけて組み合わせた花束が最近は流行っています。上のURLからも様々な花束の種類が見れますし、またそのうち花束についても書きたいなと思います。

バレンタインには花を贈る

f:id:yuiflowers_nl:20220218071458j:plain

 

日本では女性が男性にバレンタインデーはチョコレートを贈る風習がありますが、海外では男性が女性に花を贈ります。特に赤いバラを贈ることが一般的です。

 

バレンタインデー前になるとだんだん市場のお花価格は全体的に上がっていき、バレンタインデー直前は一番人気の赤バラは通常の2倍になっていました。バレンタイン2週間ほど前に来店された夫婦はギフト用の花を買いに来たのですが、価格が上がっているせいもあって金額のわりに小さくなってしまうブーケに「バレンタインたってまだ2週間も前なのに...小さすぎるわ。」と結局この日は購入されず。かといって安くするわけにもいかないので、そこは理解してもらうしかないですね。。

 

今年のバレンタインデーは月曜日。私は通常火曜日が学校で、月曜日は学校の準備をしたいので働けませんと今のお店で働き出す前に伝えてはいたのですが、そんなことすっかり忘れているのか、働けないよと言っても何度もしつこく働けないの!?学校って何曜日!?と聞かれて、なんか私って悪いことしてるのかな...とだんだん自分を責めてしまいそうになりましたが、屈せずそこはお休みにしました。雇用でもなくフリーランサーとして働いてるし、月曜無理な分日曜日にイレギュラー出勤したから自分の中で良しとしました。

バレンタイン数週間前、マネージャーポジションの同僚にバレンタインのスケジュールについて確認があり、その時に「日曜は働けます。学校のスケジュールによっては月曜も働けるかも。」という返答をしたのですが、たぶんそれがまずかった。YesかNoしかないからと散々聞いてきたことでしたが、’たぶん’ とか 'かも'って存在しないなと改めて思いました(笑)とりあえず、無理って伝えておいて、もし仮に働けそうになったらその時に言うっていう方法をとるべきでした。

 

そう今思ったのもつい先週、別件で「たぶんこの曜日は大丈夫です。」っていう返答をする機会があったのですが、彼らの中ではその曜日はオッケーで伝わってそれでスケジュールが組まれていて、'たぶん'って聞こえてないなと思いました。約5年いてこういうパターンの人たちと深く関わるのは初めてなので、叫びたくなることが多いです(笑)もしかしたら、割合的にはこっちパターンの人達の方が多いのかもしれません。。明日また改めてそれについてはしっかり説明をしようと思ってます。

 

 

オランダで日本のお花

f:id:yuiflowers_nl:20220209225210j:plain

 

ちょうど3年前の写真がFacebookの過去の投稿を振り返るおススメで上がってきました。

学校のレッスンで使う花材選びで訪れた卸売店で従業員の男性が日本から来たやつだよと教えてくれた桜の枝。写真では見えないですが、FAJのタグも付いていました。

最近見たSNSの投稿で、別の卸売店が日本から来たスイートピーを紹介していたり、

https://www.instagram.com/reel/CY8_mwbAUFw/?utm_source=ig_web_copy_link

 

今働いている花屋で扱っているリンドウも日本のもので、

f:id:yuiflowers_nl:20220209233318j:plain

なんだか自分が携わった商品でもないのに不思議と嬉しい気持ちになります。

 

時々出会う日本のお花に今年はどこでいつ出会うことができるか楽しみです。

 

 

ブログ開設。

f:id:yuiflowers_nl:20220208023200j:plain

 

久々にブログを開設。

2017年の春にオランダに移住して、もうすぐで5年経とうとしています。自分なりにやっと一通りオランダでの日常/学生生活・仕事について色々分かってきたかなと思ってきたので、ブログを書いてみようと思いました。

 

まず簡単に自己紹介として。

日本人の両親のもとオランダで生まれて、日本で育ち、大学卒業後OLとして数年勤務した後に花屋に転職しました。花屋での経験をきっかけにオランダのフラワーデザインに興味を持ち始め、横浜にあるフラワースクールに通い、ディプロマを取得。その後引き続き勉強を続ける為、2017年春オランダに来ました。フローリストとして起業ビザを取得して、今はフリーランサーとして主に花屋さんで仕事をしながら、フラワースクールに通っています。

 

普段の日常で残していきたいもの、過去の5年間で思い出して残したいもの、時系列がバラバラになることもあるかもしれませんが、なるべくわかりやすくブログを更新していけたらなと思います。

写真は、移住して間もない頃に買って飾ったオランダのナショナルカラーであるオレンジのチューリップです。今はもう住んでいないアパートなので懐かしいです。